阿蘇大橋地区斜面防災対策工事
平成28年熊本地震
写真 写真 2016年4月14日以降に熊本県と大分県で相次いで発生した地震。
気象庁震度階級で最大の震度7を観測する地震が4月14日夜および4月16日未明に発生したほか、最大震度6強の地震が2回、6弱の地震が3回発生しました。
阿蘇大橋付近の大規模斜面崩壊
写真 4月16日未明の本震により、熊本県阿蘇郡南阿蘇村立野地区で、国道57号から分岐して黒川を跨ぐ阿蘇大橋付近の斜面が崩壊。
長さ約700m、幅約200mに及ぶ斜面が崩壊し、約50万㎥の土砂が一気に崩落しました。
南阿蘇地域の生命線である道路・鉄道・橋などのインフラが失われ、地域の人々の生活・経済に深刻な打撃となり、早急な復旧が求められています。
災害現場(51秒)
土砂崩壊により崩落した阿蘇大橋
写真 写真 阿蘇大橋(あそおおはし)は、国道57号から分岐し、国道325号バイパスの一部として南阿蘇村・高森町へ至るアーチ型の橋梁。
橋長は205.96メートル、幅員は8メートル、黒川の谷底からは76メートルの高さにありました。
地震後の豪雨
写真 写真 復旧工事着工後、現場付近は度重なる豪雨に見まわれました。
地盤の悪い土砂崩壊地に容赦なく降る雨が現場に溢れ、二次災害の恐れがある現場から速やかに避難したため、工事を度々中断せざるを得ませんでした。